文部科学省検定教科書に私たちの活動が取り上げられました

掲載された教科書は、「図画工作3.4下 力を合わせて(発行:開隆堂出版株式会社)」です。

 教育目的は、「地域のよさを生かした造形活動から郷土を理解する」、「地域の伝統文化や材料などを生かした造形活動を積極的に取り上げ、その良さを十分に味わえるようにした」とされています

 つまり、「図画工作で培われる力が地域や身近な社会にかかわることを示すことで、児童が伝統と文化を尊重し、それらを育んできた郷土を愛するきっかけとなることを目指した」ということです。

 その中に、私たちの活動が、「地域の色・自分の色」「みんなのギャラリー」「別府での研究会活動」として取り上げられました。

 具体的には、「地域の色を学んだ後、自分の色を作って絵を描きました」として、子どもたちが地域と繋がり、色を通して地域の自然や文化に関心を示し、子どもたちの学ぶ様子や描いた絵、加えて、血の池地獄・こども「色」博物館の展示の様子等が掲載されています。

 加えて、「自分たちの地域の色をさがしました」とか、「火山の石で絵の具を作るよ」とか、「火山から生まれた色で絵を描きました」とか、「地域の材料で地域の色を表しました」とか、当研究会作成の教材「ふるさとのたからもの」等を活用した実践に参加した子どもたちの生の声も紹介されています。

 これから全国の子どもたちが学んでいくことになりますが、その中で、大分県では、18市町村のうち、研究会の活動地域である大分市や別府市、国東市等をはじめ14の市町村が開隆堂の教科書を採用しています。

※研究会としては

私たちの「地域の色・自分の色」という教育理念や子どもたちの活動の様子が全国の学校に紹介され、教科書として、地域の未来を担う子どもたちの教育に活用されることはこの上ない喜びです。

そして、子どもたちが、「色」を通して、身の回りの自然や歴史文化に関心を寄せ、学び、将来、ふるさとを大事にしながら、広い世界で活躍していくことは、私たち研究会の願いです。

             地域の色・自分の色」研究会代表 照山 龍治

 

 

※教科書の画像・文言の引用・掲載にあたっては、開隆堂出版社の許諾を得ています。

※子ども「色」博物館は、「血の池地獄」や「鬼石坊主地獄」で、定期的に開催しています。→詳しくはこちらから